『ブラボー!気ままにイタリア12日間』 1日目・さらっと地獄を見た日
2002年2月3日 8時50分 成田空港第2ターミナル集合
この時間に集まるには、やっぱり前泊しないとダメでしょう。
朝ホテルでご飯を食べ、空港まで送ってもらう。そのバスの中で、一人のおじさんと一緒になる。「どこへ行くの?」と聞かれ、「イタリア」と言うと、自分もこれからイタリアへ帰るという。その割にイタリア人には見えない。まぁ、いいんだけどさ。
車の中でいろんなことを必死に教えてくれるおじさん。でもその英語が、他言語なまりが強くて、時々聞き取れない。でも、どうにか言ってることは(多分)理解しました。ローマの地下鉄の切符のこと、ホテルの話、ローマ以外の地域の話など。
ここで一つ分かったこと。それは「冷静と情熱の間」で出て来たドゥオモ覚えてる?あれはフィレンツェのなんだけど、「フィレンツェ」じゃ通じない時があるのね。そんな時は「フローレン」と言いましょう。別名です。通じない人にはいくら頑張って発音よろしく「フィレンツェ」と言ってもムダです。「ヴェニス?」とか聞かれ、「そこも行くからまぁいいや」と妥協して返事をしてしまいました。
また余計なことを書いてしまいましたね。
成田空港にて、今回の「地球の歩き方の旅 ブラボー気ままにイタリア12日間」に参加するメンバーが集まりました。総勢41名プラス添乗員さん。みんな卒業旅行らしいです。男の子4人組、7人組、カップル参加1組以外はみんな女の子のグループ。中には大勢もいたけど、大体2,3人グループ。私もそうです。
テロ発生以降、今は空港の警備がとても厳しくなっているそうです。あの「大雑把万歳大国イタリア」でさえもです。特に刃物類の持ち込みね。添乗員さんいわく、「眉カットのはさみもダメ」だそうです。ハサミ、カミソリ類は、どうしても持っていくのであれば、スーツケースに入れた方が無難。もしくは最初から「もってます」と申告して手続きをしましょう。
10:50 ようやく出発です。
今回は「ルフトハンザ・ドイツ航空機」でフランクフルト経由でローマへ向かいます。約12時間の旅でございます。
途中、お決まりの機内食が出る。ぶっちゃけ、あたしはおいしいとは思わない。前にユナイテッドに乗った時もそうだったけど。サービスだからね、あんなもんでしょう。あれを完食する人は素晴らしい。
途中までは普通に乗りつつ、窓の外を見たり、寝てみたり、起きてジュースを飲んだり。しばらくして今度はおにぎりが配られる。なんでそんなに食べ物を配るの?そんなにいらないと思うけど…
そして2回目の機内食。この辺りから友達Sと共に雲行きが怪しくなる。酔い止めが切れてきたのだろうか?若干グロッキー‥
それでもなんとか持ちこたえ、飛行機は着陸。「さぁ降りるわよ」と歩いてる時にSはダウン。トイレに駆け込んでいました。と、とりあえず間に合って良かったね‥
やっと地上に降りた、と思ったらここはまだドイツ。目的地まではあともう2時間飛行機に乗らないといけないんですよ。あぁ、もう完全にグロッキー、顔色の悪いこと。
飛行機に乗り込むと、通路を挟んで隣になった同じツアーの女の子に話し掛けられる。この旅初の交流。少し喋っていると、恐ろしいことにまたしても機内食が…。何でこんなにみんな食べるの!?もう匂いでアウト。1口も手をつけることはできず、匂いにすら我慢できずに席をたつ。「お願いだから早く片付けてくれ」と…
そして着陸してすぐにトイレへ直行。悪魔の仕業としか思えない。ボロボロ泣きつつ粗相中。お食事してる方いたら、ホントすいません…。
バックでは着陸と同時にSADEのby your sideが流れている。癒されるいい曲をバックにして何してんのよあたしは。
ランコムのCMにでも出てきそうな美しきスチュワーデスさんに「あなた大丈夫?」と聞かれてもウソでも「大丈夫よ」と答えることができず、半泣きのまま飛行機を降りる。
サイアクの出だしである。全く…
到着したローマの空港からバスに乗ってさらに移動。この時気付いた。
「イタリア人、車の運転超荒い!!」
車線も何もあったもんじゃない。制限速度なんてもんも存在してない。道路のまん中を他人の事も考えずひたすら吹っ飛ばす。こんな運転日本でやったらかなり顰蹙もんだろうね。
別の意味で冷や汗をかいて、21時頃ようやく滞在ホテルに到着。IBISという、郊外にある比較的新しい綺麗なホテル。「おぉ、いいじゃ〜〜ん」なんて言っているところに、地獄へ落とし入れる添乗員さんの言葉。
「ローマはとても水事情が悪いです。みんなでいっぺんにお湯を使うと、溜めているタンクが空になり、また今度一から暖めなおすので、お湯は出ませんがご了承下さい」
んなもん了承できるか!!!マジで?お風呂入れないの?? しかも「ここ、どこ?」と聞いたら「地下鉄の赤の路線の最終駅、アナニーナ駅から車で20分くらいの所」だって…
どんだけ田舎なのよぉ…!!
明日からが思いやられる…
明日はオプションツアーの「ナポリ・ポンペイ1日観光」である。 「えーっ、参加する方のモーニングコールは5時です」
あぅ… 飛行機で半日揺られた次の日の起床が5時ですか?
しかも、その説明を聞いたり質問しているうちに、みんな一斉にお湯を使ってしまって、私達が部屋に行って蛇口をひねった時には既に真水しか出ず‥。えーん、シャワーも浴びれない。「しょうがない、明日、4時半に起きて入るしかない」という結論に達する。
この日は、仲良くなったK子ちゃんとY子ちゃんを誘って近くにあるタバッキー(タバコ屋さん)に飲料水を買いに行き、あとはおとなしく寝ました。
こうして私達の長い長い一日はようやく終わったのでした。
今日はK子ちゃんとY子ちゃんに出逢った日でした。ちょっとばかし地獄を見て泣いた日でした。
明日はナポリよ。4時半起きだってよ‥ この先が不安で仕方ないスタートです。
この時間に集まるには、やっぱり前泊しないとダメでしょう。
朝ホテルでご飯を食べ、空港まで送ってもらう。そのバスの中で、一人のおじさんと一緒になる。「どこへ行くの?」と聞かれ、「イタリア」と言うと、自分もこれからイタリアへ帰るという。その割にイタリア人には見えない。まぁ、いいんだけどさ。
車の中でいろんなことを必死に教えてくれるおじさん。でもその英語が、他言語なまりが強くて、時々聞き取れない。でも、どうにか言ってることは(多分)理解しました。ローマの地下鉄の切符のこと、ホテルの話、ローマ以外の地域の話など。
ここで一つ分かったこと。それは「冷静と情熱の間」で出て来たドゥオモ覚えてる?あれはフィレンツェのなんだけど、「フィレンツェ」じゃ通じない時があるのね。そんな時は「フローレン」と言いましょう。別名です。通じない人にはいくら頑張って発音よろしく「フィレンツェ」と言ってもムダです。「ヴェニス?」とか聞かれ、「そこも行くからまぁいいや」と妥協して返事をしてしまいました。
また余計なことを書いてしまいましたね。
成田空港にて、今回の「地球の歩き方の旅 ブラボー気ままにイタリア12日間」に参加するメンバーが集まりました。総勢41名プラス添乗員さん。みんな卒業旅行らしいです。男の子4人組、7人組、カップル参加1組以外はみんな女の子のグループ。中には大勢もいたけど、大体2,3人グループ。私もそうです。
テロ発生以降、今は空港の警備がとても厳しくなっているそうです。あの「大雑把万歳大国イタリア」でさえもです。特に刃物類の持ち込みね。添乗員さんいわく、「眉カットのはさみもダメ」だそうです。ハサミ、カミソリ類は、どうしても持っていくのであれば、スーツケースに入れた方が無難。もしくは最初から「もってます」と申告して手続きをしましょう。
10:50 ようやく出発です。
今回は「ルフトハンザ・ドイツ航空機」でフランクフルト経由でローマへ向かいます。約12時間の旅でございます。
途中、お決まりの機内食が出る。ぶっちゃけ、あたしはおいしいとは思わない。前にユナイテッドに乗った時もそうだったけど。サービスだからね、あんなもんでしょう。あれを完食する人は素晴らしい。
途中までは普通に乗りつつ、窓の外を見たり、寝てみたり、起きてジュースを飲んだり。しばらくして今度はおにぎりが配られる。なんでそんなに食べ物を配るの?そんなにいらないと思うけど…
そして2回目の機内食。この辺りから友達Sと共に雲行きが怪しくなる。酔い止めが切れてきたのだろうか?若干グロッキー‥
それでもなんとか持ちこたえ、飛行機は着陸。「さぁ降りるわよ」と歩いてる時にSはダウン。トイレに駆け込んでいました。と、とりあえず間に合って良かったね‥
やっと地上に降りた、と思ったらここはまだドイツ。目的地まではあともう2時間飛行機に乗らないといけないんですよ。あぁ、もう完全にグロッキー、顔色の悪いこと。
飛行機に乗り込むと、通路を挟んで隣になった同じツアーの女の子に話し掛けられる。この旅初の交流。少し喋っていると、恐ろしいことにまたしても機内食が…。何でこんなにみんな食べるの!?もう匂いでアウト。1口も手をつけることはできず、匂いにすら我慢できずに席をたつ。「お願いだから早く片付けてくれ」と…
そして着陸してすぐにトイレへ直行。悪魔の仕業としか思えない。ボロボロ泣きつつ粗相中。お食事してる方いたら、ホントすいません…。
バックでは着陸と同時にSADEのby your sideが流れている。癒されるいい曲をバックにして何してんのよあたしは。
ランコムのCMにでも出てきそうな美しきスチュワーデスさんに「あなた大丈夫?」と聞かれてもウソでも「大丈夫よ」と答えることができず、半泣きのまま飛行機を降りる。
サイアクの出だしである。全く…
到着したローマの空港からバスに乗ってさらに移動。この時気付いた。
「イタリア人、車の運転超荒い!!」
車線も何もあったもんじゃない。制限速度なんてもんも存在してない。道路のまん中を他人の事も考えずひたすら吹っ飛ばす。こんな運転日本でやったらかなり顰蹙もんだろうね。
別の意味で冷や汗をかいて、21時頃ようやく滞在ホテルに到着。IBISという、郊外にある比較的新しい綺麗なホテル。「おぉ、いいじゃ〜〜ん」なんて言っているところに、地獄へ落とし入れる添乗員さんの言葉。
「ローマはとても水事情が悪いです。みんなでいっぺんにお湯を使うと、溜めているタンクが空になり、また今度一から暖めなおすので、お湯は出ませんがご了承下さい」
んなもん了承できるか!!!マジで?お風呂入れないの?? しかも「ここ、どこ?」と聞いたら「地下鉄の赤の路線の最終駅、アナニーナ駅から車で20分くらいの所」だって…
どんだけ田舎なのよぉ…!!
明日からが思いやられる…
明日はオプションツアーの「ナポリ・ポンペイ1日観光」である。 「えーっ、参加する方のモーニングコールは5時です」
あぅ… 飛行機で半日揺られた次の日の起床が5時ですか?
しかも、その説明を聞いたり質問しているうちに、みんな一斉にお湯を使ってしまって、私達が部屋に行って蛇口をひねった時には既に真水しか出ず‥。えーん、シャワーも浴びれない。「しょうがない、明日、4時半に起きて入るしかない」という結論に達する。
この日は、仲良くなったK子ちゃんとY子ちゃんを誘って近くにあるタバッキー(タバコ屋さん)に飲料水を買いに行き、あとはおとなしく寝ました。
こうして私達の長い長い一日はようやく終わったのでした。
今日はK子ちゃんとY子ちゃんに出逢った日でした。ちょっとばかし地獄を見て泣いた日でした。
明日はナポリよ。4時半起きだってよ‥ この先が不安で仕方ないスタートです。
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