拝啓 とある人へ

2002年1月11日

 
 もう自分に無理はしたくないのであなたからかかってきた電話には出たくありません。
 今さら何を話せというのですか?
 心の中は不信感でいっぱいなのに、それを隠して適当に表面だけ繕って、「じゃ、そのうち遊ぼうね」って言って笑えばいいの?
 そういう無理とか嘘ってもうできればしたくないんだよね。
 そこまでした先に何があるのか疑問だから。

 私、間違ってるかもしれない。
 私、人に偉そうに言える立場じゃない。
 でも、分かっててもあえて言わせてくれる?
 「あなた、間違ってる」

 友達って、都合のいい時の便利な道具じゃないのよ。
 彼氏がイチバン、他には何もいらない、友達は2番以下、っていう、あなたのそういう態度、ハッキリ言って腹立つんだよね。

 周りの友達がこんなにも手を差し伸べてたっていうのに、それを切ったのはあなたよ。
 私だって少なからずそうしたつもりだった。
 あなたには不満だったかもしれないけど私は最善を尽くした。
 でもね、そういう気持ち、全部踏まれた気がして仕方ないの。
 その影響で受けたものの重さ、あなた分かる?
 あなた少しでも考えてくれたことあった?
 求めちゃいけないって分かってても言ってしまう自分が情けないけどね。

 あなたは無意識かもしれない。
 でも、無意識だから全て許されるって訳じゃないと思う。
 私、そんなに人間が出来てないの。ごめんね。

 「もうここまで来ると、ある意味本当にみじめっていうか、可哀想に見える…」
 Rちゃん言ってたよ。
 もしあなたが今最愛の人を失ったら何が残る?
 そうなりたくないからって、間に妊娠を持ってこようとするのって、そういうのってあたし嫌いなの。
 卑怯じゃない?
 というかそれって自分を不幸に追い込んでない?
 あたしの意見なんか、どっちでもいいか

 誰かのアドバイスを全然聞く気ないんだったら相談なんかしない方いいと思うよ。
 それは相談じゃなくて報告だよ。
 開き直って「産まれ持ったものだからそんな事言われてもどうしようもない」って言うんなら、ずっとそれを通したらいいじゃない。


 ここには書き尽くせないくらい、いろんな事を考えた。
 それなりに頑張ろうとした。
 散々悩んだ。
 
 でもね、もうどうしようもないの。
 私の気持ちはここまで来てしまった。
 あなたもそこまでいってしまった。


 この手紙をあなたに届けるだけの勇気もありません。
 この手紙を届けるのが正しいか、それとも表面だけを繕うのが正しいのか、今の私には分からないの。

 あなたが理解してくれるかどうか、その自信ももうないんだ。


 だから卑怯だとは思うけど、あなたの電話には出られません。
 卑怯な私を許して、とは言わない。
 そう思ってくれてもいい。
 私の中で答えが出ないから。
 卑怯かも。間違ってるかも。
 でもそれが今のあたしの等身大なの。


 大人になれなくて、大きくなれなくて、ごめんね。

 とりあえず私今元気でやってるから…
 
 ●秘密メモはまた後日に書きます●

 
 


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